「トラーパニって、あ~最果てまできちゃったな~、、、っていう感じがするんですよね。」
今まで数百人いらしたお客様から何度となく聞いた言葉。
最果て=西の端?という意味にも取れますが、皆さんがおっしゃるのは
「異文化圏」
という意味らしく。
「アフリカっぽい」とよく言われるトラーパニですが、街の雰囲気はバロックだし、9~11世紀にかけてイスラムの統治下だったのでところどころアフリカというかイスラムを彷彿させる雰囲気が残っている以外は、個人的にはアフリカという感覚は私にはないのですが。なんでだろ~、、、、と色々考えてみたところ、それは
「太陽」
なんではないかと。
日中は、ありえないくらいの紫外線の強さのトラーパニ。シチリアでも一番強いと言われるこのあたり。確かに、夏になると紫外線が多くてサングラスなしでは目がチカチカするし、写真を撮るとすっかり白く飛んでしまうこともあるほど。紫外線が強いのでカメラの画面が見えず撮った写真は確認できないので、夏の撮影はいつも勘まかせ。夏だけではなく冬の陽射しも強く。その紫外線の多さが「アフリカ」を連想させるのでは?
私がアフリカっぽいな~、、、と思うのは、地平線に沈んでいく太陽を見ているとき。シチリアの西の端っこに沈んでいく真っ赤な太陽は、まるで灼熱の太陽が1日燃え続けて燃え尽きちゃったよう。太陽さん、一日お疲れ様でした。明日もまたヨロシクね。